ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

睡眠障害とのバトル戦法

今日はなんとも目覚めの悪い朝でした。

起きれるけど起き上がれないという。

私にはよくあることだけれど、どうなんだろ、みんなは。

 

今は外山滋比古さんの「思考の整理学」を読みかえしています。まだ途中ですが。

大学生の時にゼミの課題で読んだ本です。

その頃は「東大・京大生が一番読んだ本」なんてポップで生協に売りに出されていたのですが、今はどうなんでしょうね。

ゼミで読んだときはさっぱり内容が分からず、ただただ使えない人間になることに怯えを感じたことだけが思い出として残っていますが(だから、ゼミで議論も全然できなかった)、読むたびに心に引っかかる部分が変わる、面白い本です。

 

今回引っかかるのは「朝の頭は夜の頭より優秀らしい」ということ。

朝飯前という言葉の由来は、実は朝の頭のほうがさっさと片付くから、簡単にできることのたとえとなったのではないかということで、朝方生活にしたら課題がさっさと片付くようになったそうです。朝飯前の時間を長くするために、朝ごはんをぬくようになった(!!)なんてことも書いてあります。

 

調子を崩す前の部署が夜勤のあるところだったので、夜が仕事のメインとなる部署でした。そのなかで「自分は仕事ができる」という有能感に浸っていました。

異動して、昼のペースに戻れず、その有能感は音を立てて崩壊し、ガタガタになりました。

夜の賢くない頭に私は騙されていたのかもしれません。

 

また、この本には、朝の頭のほうが優秀だから、夜悩むより朝考えたほうがいい答えが見つかるのではないかということも載っています。

これって、入眠障害早朝覚醒とのバトル方法になりませんかね。

 

つまり、入眠障害はバカな頭が考えようとするから、ネガティブな事を考える。

だから、その頭によしよしして、寝かせてしまえばいい。

逆に、早朝覚醒は、賢い頭がその性能を使いたくってしょうがない状態。

気持ちの上でネガティブでも、脳はベストな状態であるから、歓迎して受け入れてあげる。

 

簡単ではないかもしれないけれど、こんな考え方でいたら、楽になれる気がします。

今夜から実践するつもりです。