ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

2023/4/12

久しぶりにパソコンをあけた。いや、仕事で毎日パソコンはいじっているのだが、自分のプライベート用のパソコンは衣替えをしようと少し動き出した今日まで何もいじっていなかった。

 

結果としては死ななかった。3月下旬に部屋で醤油と消毒用アルコールを飲むという方法をとったのだが、致死量に達する前に吐き気に襲われ全部出してしまった。醤油もアルコールも飲もうと思っていた五分の一くらいしか飲めなかった。それなら首つりをと思ったが、タオルで作った縄はあまりにも弱すぎた。そんなことをしているうちに朝になり、死ねなかった後悔にさいなまれて終わってしまった。

 

それから今日まで、相変わらずうつの波にのまれている。仕事だけ気力を振り絞っていき、帰ってきたらえさを与えてもらって死んだように眠っていた。仕事以外何もできない日がとても苦しく、朝が来るたび(というか朝といえる時間には起き上がれないことが多いのだが)、生きていることを呪っていた。

 

今日はお休みで、たまたまパソコンで書き物をしていたら、堰を切ったかのごとく指が進んだ。一時間ちょっとかけて5000字くらいを打ったと思う。同時に、今回のうつに入ってから全く味わうことのなかった爽快感があった。気持ちを吐き出すような文章だったので、もやもやしたものがなくなったからかもしれないが、それ以外にも文章を打つ快感がそこにあったのだと思う。キーボードでカチャカチャと、自分の打ちたいことを打ち、いろいろな目を気にすることなく自由に表現できたのがうれしかったのだと思う。

 

文章を打つこと自体は終わったのだが、少し物足りない気がするので、こうしてブログにも書いている。すべてが前の記事で終わっていなかったら、この快感はなかっただろうな。また、前回の文章はスマホで打ったものだったから、うまくよどみを表すことができなかったのだと思う。そう、文字を筆記用具を使って書くことと、スマホで文章を打つことと、パソコンで文章をタイピングするのは、同じ「書く」という行為だが、微妙に私の中では違うのだ。生を感じたい場合はスマホは役に立たないみたいだ。

 

休みが終わるが今日は久しぶりに絶望していない。明日も朝に起きられないかもしれないけど、少し前向き。無理やりではなく自然に前向き。やっと浮上の波が来ているのかもしれない。とりあえず楽しいことをする、できる範囲だけやるでのんびり回復していきたい。頼むから浮上させてほしい。もう二度と自殺を実行してしまうような心理状態にならないでほしい。

そんなんでうつ病から回復するには、薬を飲むだけではなくて自分で回復する方法を探さないとだめなのね、ということを痛感した34歳の春。明日になればコロッと自殺推奨主義者に戻って薬でもODしているかもしれないが、そんなことないようにと願う夜。