ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

トンボ

洗濯物を干していたら、トンボが飛んできました。

全く詳しくないのでどういう種類の何かとかさっぱりわかりませんが、

お盆には田舎に行って、こういう物に囲まれて生活していたなと懐かしくなりました。

 

私の(正確には母の)田舎は福島で、原発事故の渦中の地域にあります。

住んでる地域が離れてしまったこともあって、震災のこともあってもう15年くらい足を踏み入れていません。

あの土地に帰れないことへの未練は正直それほどないのですが、祖父母のお墓参りに行けていないことが気になっています。

そろそろ来て欲しいなっていう、祖父母からのメッセージかな。

 

祖父は6歳の時、祖母は10歳の時になくなりました。

人が死ぬっていう事実を初めて目の当たりにしたが祖父の死でした。

母親が思いっきり泣くのをこの時初めて見て、死ぬって悲しいことなんだと思ったことが印象に残っています。

それと、葬儀のために黒の着物着た祖母が綺麗だったことも。

 

祖父の死の後、幼稚園や小学校の図工の作品の中に祖父が必ず出てきていました。

絵はストーリーをつける課題で、なんか賞を取って飾られたりもした。

あと、なにかあるとおじいちゃんに祈っていました。明日の課題が嫌だとか。

子供っぽい小さなものだったけど、不安や恐怖を和らげるために祖父に祈っていました。

今になって思うことだけれど、これが私なりの祖父の死への落とし前のつけ方だったんだなって思います。考えることが多くなったっていいわけだけれど、いつの間にか祖父のことを意識しなくなっていました。そのうちに、母方の祖母が逝き、父方の祖父が逝きました。ふたりのときは、本当に意識しないまま全てが終わっていた気がします。

 

ひさしぶりに3人に祈ってみようかな。

神様や仏様に祈るのも大事かもしれないけど、身近な人だからこそ祈ってもいいような気がするから。

 

このブログをかきながら、予定外のやることが入ってきてどうしようって思っていましたが、本来やろうとしていたことを優先しようって思いました。とりあえず図書館に行こう。