ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

敬老の日

本当の敬老の日は2日後ですが、少し離れた所に住む祖母に会いに行ってきました。

とはいえ、会いにいくという両親についていったという感じですが。

 

祖母はほぼ毎回いくとおこずかいをくれるのですが、

今回は敬老の日ということもあって、前回もらった分を貯めていおて、祖母にプレゼントを買っていきました。祖母のお金ではありますが、初めてのプレゼントです。

木曜日に母と選びに行って、帽子と短めのマフラー。

「今年は防止を買わないとと思っていたからちょうど良かった」

(マフラーをつけて鏡を見て)「あらかわいい」

なんて言っていました。

 

実のところ祖母とはそれほど親しいわけではなく、離れて暮らしていることもあり、

私自身が年寄りと暮らすという経験をしていないため、そんな風にしている祖母がとてもかわいらしく見えました。29年もの間柄なのに、初めて知った祖母の姿だなと思います。そして、もっと喜ばせてあげとけばよかったと思うと同時に、これからはできるだけ顔を見せたり出来る範囲で祖母の事を考えよう、と思いました。

 

祖母は今年90歳になりました。よく喋る人で、いつも会話はスルーしていたのですが、

今日改めて内容を聞いていると、この人はすごいなと思いました。

大谷翔平の話、山中教授の話といったニュース的な話から、デイサービスの話、親戚の話などのローカルトークまでとにかく話題が多岐にわたります。

腰が曲がっていることもあり、体を動かすのはとてもゆっくり、すぐに息が切れたりする様子もありますが、非バリアフリーな家で、昼間はほぼ一人で生活しているし、医者とも自分で会話するようです。

そして、何よりよく食べる。嚥下に全く問題ないし、「食べるために生きてるだ」なんて言いながら笑っています。

 

老いたことで行動範囲は狭まっている祖母ですが、その中でもいろいろなことを学んでいること、自分なりに意見を持っていること、自分の世界をきちんと持っていることは見習うべき点だと思います。それがもとで、伯母とうまくいっていない点もあるし、母も嫁として気に食わないところもあるようですが、そういう他人の気持ちを引き受けすぎないところも、いいのかもしれない。

 

祖父は、3年ほど前に母に「ばぁさんに優しくしてやってくれ」といって亡くなったそうです。

今日、祖母の部屋にある祖父の仏壇に(これから出来るだけ孝行するね。)と話してきました。

買い物に行きたいと言ってたから、叶えてあげたいなぁ。そう思うと、車の運転がしてみたくなりました。