ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

性のアイデンティティ

誰でもいいからセックスしたくなる時期がある。
いや、実際にはそのあと地獄のようにその場面がフラッシュバックするからしないのだけど。
そんな時って大概排卵日の前後か、生理前であることが多い。
そして、そんな時に自分が女であることを改めて思い知らされる。そして苦しくなる。

利用者を見に行ったけど、まだ寝ていなかった。

私は本名が中性的(というか男性寄り)だから、名前だけで男性や男の子と間違われる経験をかなりしている。学校関係では対外担任にくん付けで呼ばれて、返事をして謝られるか、ひどい時にはそのまま男子と間違われてスルーされる。
あと、こう見えて兄弟で一番上、男兄弟がいないため、長子としての役割を求められることが多かったように思う。
だから、女性性に迷いが生じるのは、こういう環境要因がかなり影響してるのではないかなと自分では思っている。

そのせいか、女性として扱われることにめっぽう「弱い」。自分に対してかわいいとかキレイとかそういう言葉を発する人から遠ざかりたくなってしまうのだ。そして、そういう言葉をお世辞でも発しないような人に、自ら擦り寄っていってしまうのだ。そんな人は、決して自分を大事にしてくれないのに。

それからもうひとつ。女性にしてはかなり男性思考なのだと思う。だから、かわいい女性が大好きだったりする。
こういう性のアイデンティティが曖昧になる時は、自分が男性からかわいがられる妄想に取り憑かれるとともに、自分が男性となって身近な女性を犯してしまっている妄想にも取り憑かれる。受動的な女性としての自分とともに、能動的な男性としての自分を感じて、なんだか訳が分からなくなるのだ。

こういう時の文章を振り返ってみても、断定的な表現とか無機質な感じの文章が男性的だと思う。

自分の中に巣食う、いろんな自分に苛まれてる夜のお話。