ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

今に集中する

マインドフルネスって最近はやってるみたいですね。

今日は認知行動療法の入門本を読んでから犬と散歩してきたのですが、その時にあったことが、まさに本に書いてあることだった。

犬を連れて歩いていると、3歳くらい(??)の少年とすれ違いました。(おまたさんは子どもの年齢が行動から判断できない人なのであしからず。)

少年はこちらに後ろ歩きでやってきました。2、3歩先にお父さんがいるけど、なにせ後ろ歩きだから、どんどん距離は離れていく。少年は気にしない。私との距離が縮まっているのも気が付かない。(後ろ向きだからって言うのもあるけど。)後ろ歩きで迫ってくるから、まっすぐ歩いているつもりでも私の方に寄ってきている。それも気にしない。ってか気づいていない。

そして避けようがないので私たちはギリギリのところをすれ違う。その時、少年は犬がはじめて視界に入ったらしく、びくっとしていました。うちの犬は中型犬で雑種、さらにシェパードのような柄なので
子どもにとってはなかなかの危険を感じる生物だと思う。よくオオカミとか言われるし。

話を戻します。
少年は犬に気づくまで、「後ろ歩きで歩く」というミッションに集中し、「今、ここ」の状態を作り出していたんじゃないかなって思います。作るというか、正確にはほぼ自然の成り行き、強いていえば単純な興味からではないでしょうか。そして、この今を精一杯生きる(楽しむ)姿勢がまさに本に書いてあった、マインドフルネスだと私は思ったのです。

思えば子どもの頃って、後先考えず、いろんなことに熱中していたと思います。私の場合、セミの抜け殻集めとか、自転車をひたすらこぐとか。中学生の時、バレーボールにどハマりし、何時間も球を追っかけていたこともありました。

そういう意味でいえば、過去の楽しい体験を振り返ることで、今を取り戻会うことも出来るのかも知れませんね。