ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

うつ病がやってきた

今日は休み。

月末は出かけたりするので、一日休養と決めて過ごしました。

9月は休みが日常化していましたが、

休みっぽい休みになってきたので、なんか嬉しいです。

一日寝て過ごしたけれど、それもそれでよかったなと。

少し眠りは浅いですが、それほど気にしない自分もいて、また調子悪い時に考えようっていう楽観的な自分もいて。

自分と仲良くするために、よいパートナーシップをみつけようとしている感じです。

 

統合失調症がやってきた」を読み終えました。

 

統合失調症がやってきた

統合失調症がやってきた

 

 以前この本が出た頃一回読んだんですが、ほとんど記憶がありません。

今回は、自然にすっと文章が入ってきた感じでした。

 

この本は回復のサクセスストーリーだけじゃないのが良かったです。

人気絶頂の時の絶不調な感じが書かれていたんですが、これってすごく大事なことだと思います。

休職する前や直後、一番つらかったのはまさにこんな気持ちだった。

周りは評価してくれるし、行為を持って接してくれるんだけど、自分はボロボロで、助けて欲しい。でもそれが言えない。

むしろ、どんどん壊れてしまう方向へ進んでいく。でも止められない。

ここが精神疾患の厄介なところなんだろうな。

精神疾患ってコントロールできなくなってからが厄介に見える病気と思われるのですが、

その前段階、ギリギリの「正常な人」としてあり、そこから漏れることへの恐怖が一番プレッシャーだったりするわけですよ。

認めたくないけどなんかおかしい。おかしいけれど止められない。でも気づいてもらえない。

そういう意味では、倒れたほうが楽だったりします。もちろん、それからは大変だろうけれど。

そういうところまで書いてあるところ、それも本人目線と相方目線で。

この本に惹かれたのはそこかなって思います。

加賀谷さんがいう「人を怨む、世間を呪う「負の力」」と書いていますが、この一文はよくしみる一文でした。

そんな加賀谷さんへキックさんからのFax

「簡単なことはするな それはつまらないから 俺もそれはしない」

こちらもしみました。

 

統合失調症うつ病は違う病気だけれど、やってきかたには、すこし似たところがあるのかも。

 

今日のは私的な見解がたくさん含まれているので、あしからず。