ふあんとなかよくする。

おまたさんの徒然草。書評、日常、メンタルヘルス。

「クワイエットルームにようこそ」

先日の専門学校体験の時に、

電車の中で松尾スズキさんの「クワイエットルームにようこそ」を読みました。

もう本自体何回か読んでるし、映画も繰り返し見ています。

ほしい物リストにいれているくらいなので、パトロンしてくれる人募集中です笑

 

quietroom.asmik-ace.co.jp

 

主人公の明日香はちょっと似たところがあるので親近感がありました。

今回28歳でODをして病院に運ばれるっていうところまで似てしまいましたが汗

 

これまでは精神科閉鎖病棟で出会ったおもしろおかしい仲間たちに焦点がいっていましたが、今回は違うところが印象に残りました。

西野さんが放った「生きるって重いことよ」

明日香が最後にタクシーから紙切れを捨てるシーン。

 

生きるってことが重いのは、自分にとどのつまり責任を持たなくちゃいけないから。

どんなに思ってくれる人がいても、自分をまるごと預けることはできないし、あずけてしまってもいけない。

逆に、どんなに大切な人がいても、その人の全部を引き受けてはいけないし、引き受けさせる態度をとっちゃいけない。

そう行くことだと思います。

だから、きちんと生きることを引き受けたいなって思っています。

そして「私の責任をとってください」と願う人からは、離れたいなって思います。

 

正直言えば、今の私は「紙切れの捨てられない明日香」状態。

責任を取ることの重要性に気づいたけれど、そこから踏み出す勇気はない。

みたいな感じ。

明日香に自分を重ねている時点でそうかもしれないけど。

タクシーに乗っている間に紙切れどうにかしたいです。

 

そんなことを考えました。

そして、通院してから専門学校のパンフレットとにらめっこをしようと思います。

 

映画に関しては、内田有紀さんの初々しさとか、大人計画の人たちのキャラクターが光っているところとか、大竹しのぶさんの西野さんっぷりが好きです。